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2008年9月28日日曜日

夏を惜しみながらのホームパーティー

夏(秋?)の楽しみはパティオでビールに尽きます!
そろそろ寒くなりつつあるこの頃、今年最後のパティオパーティーを開催。
いつものおなじみの場所にて、昼真っから飲んで食べます。


きれいな夕焼けを眺めながら話は尽きません。


辺りは真っ暗になり、キャンドルを灯し、寒いのでブランケットにくるまり、ヒーターも出してきてもらい…。ここまできたら根性で外で飲んでいるって感じ(笑)。
顔がうま~く隠れているのでこの写真使っちゃいました。

来月からは鍋パーティーに切り替わりそうだね~。

翌日は、トロントの西側にあるGuelphに住む相棒の友達夫婦宅へ友達数人が集合。
のどかな田舎風景が広がっているところです。
馬牧場、ヒツジ牧場、牛牧場、ヤギ牧場、鶏小屋。。。素朴なお家が建ち並び、紅葉も徐々に始まっていてと~ってもいい感じ。

小雨の降る中これまた根性で焚火を楽しみます。(焚火をする時は消防署へ電話して許可を取る必要があるの!)

こちらのお宅にいるワンコちゃん、とろのことを覚えていてくれたようでソファに座るなりとろの上でリラックス~♪夜も同じベッドでとろと同じ枕に頭を並べて朝まで眠りました。


まだまだ英語力が足りなくて思っていることの半分くらいしかしゃべれないけど、みんな「とろの友達だよ。」「移民してきて生活レベルが下がっている辛さや再度一から勉強し直すしんどさ、英語のせいで子供扱いされる辛さなど、本当に大変なのはよくわかるよ。」と言ってくれたり、いろいろアドバイスをくれました。
日本語のように胸の内を話すことができない苛立ちを味わいながらも、少しずつ打ち解けてきているのかな~って思いました。

最初は辛かったカナダ人とのホームパーティー、ちょっとは楽しめるようになってきたかも!?

2008年9月24日水曜日

Algonquin Park~ムース!Moose!編~

Algonquin Parkの全体はこんな感じ↓ ↓ ↓


下の方に走っているRoute60が今回行ったところ。右側のEast gateからキャンプ場へ向かい、左側のWest gateから抜けて帰ってきました。

このHighway沿いには木がモコモコと生えています。


以前話したカナディアンシールズ(以前の日記→MUSKOKAの紅葉)にここも覆われているので、岩があちこちで見られます。




雲一つない青い空、紅葉した木々が続く道。。。紅葉は60%くらいしている感じだったけど、充分キレイ!でも、周りすべてが紅葉していたらどれだけすごいのか!?


日当たりのいい上の方の葉っぱはすっかりいい感じに変わっていました。




鮮やかなグリーンと赤が混在する木。


West gateからEast gateまで56km!なぜにそこまでして車を走らせたのか?
このHighway沿いではムース(ヘラジカ)を見かける確率が高いのです!


道路のあちこちでこんな看板を見かけます。




キャンプ場でもトレッキングコースでもみんなの話題はムース。
どこどこで見かけた。とか、♂の600kg以上はある大きいのを見た。とか。



とろは、どうしても生で野生のムースが見たかったのだ。



Route60を走っている時、目を凝らしてみていると。。。
何か黒いものがいる~~~。
それに車が何台か停まっているし!間違いない!
相棒に「車停めてー!」と叫び、車が止まるのを待たずにドアを開け、人の集まっているところへ急いだ。





やったー!!!生ムースです♪





拡大してみると。。。



なんか馬みたい。雌のムースです。





カメラを構えながら向かっていったので、彼女、警戒してとろのところをじーっと見つめたの。カメラ目線の写真を撮れるチャンスだったのに、舞い上がっているワタクシ、シャッターチャンスを逃しました(涙)。カメラを構える手も興奮で震えていました(笑)。



Highwayを横切ってこちらに辿り着いたらしく、道路には足跡が。。。




その後しばらくすごい数の車と人が集まってきているにもかかわらず、全く気にする様子もなく食事中。

大きい体のわりに草食動物なんですよね。

ちなみに、雄だったら雌の2倍以上の大きさがあって、立派な角も持っているそうな。



雄じゃなかったけど、ムースが見れたので、本当に満足、満足。それに、野生のターキーも見たし。青い鳥ブルージェイも見れた。

帰り道はBarrie方面へ周り、これまた紅葉の名所になっている田舎道を通りました。

黄色いお花の向こう側はSoybean畑です。

木の半分で色が変わっています。

この辺りは紅葉にはちょっと早い感じ。きっとサンクスギビングデー辺りには見頃になるでしょう。多分、相棒両親宅でターキーディナーを食べることになると思うので、紅葉の様子をまたお届けします。

今年の記念旅行、行きたかったNYは無理でしたが、と~ってもいい想い出ができました。とにかくMoose、Mooseに尽きます。。。


2008年9月23日火曜日

Algonquin Park~テクテク歩きまくる編~

散歩好きのとろ達、今回のキャンプではトレッキングコースを歩きまくりました。比較的短いコースを合計4つ。

*今回の日記は長いので、時間を作って見て下さい!

まずは、Beaver Pond Trail

各コースにガイドブックが用意されていて、ポイント毎に説明が書いてあります。これを見ながら歩くと本当に勉強になる。

こんなところから出発です。

これは、ビーバーが歯でかみ砕いて木を倒した跡。 

小川が流れています。

これが、ビーバーによって作られた湖。こんなのがAlgonquin Park内のあちこちにあるのだ。

ビーバーが湖を作るから、Water lily(スイレン)も育つようになります。ビーバーはこれをエサにもしているの。

遺伝子のせいで、水の流れる音を聞くとせき止めなければいけない衝動にかられてしまうらしいです。
そして出来上がったビーバーダム。下流側から土や木で流れを止めていくので下流側はなだらかな斜面で強靱なダムになるそう。


こちらは、ダムの上流から見た様子。


トレッキングコースを進むと高台に辿り着いた。そこからビーバーが作り上げた湖が見渡せる。本当に大きいんです!



次に向かったのがLake Opeongo



風が強くなければカヌーをするのに最高の場所でした。こちらは、ふらっと立ち寄っただけ。。。遠くに見える丘は紅葉し始めてました。



Spruce Bog Boardwalk



駐車場で車を降りた時から悪臭が漂っていた。
ますます匂いが強くなる方向へ進みます。


草原のように見えますが、実は沼地。ここの水は酸性度が高く、酸素もほとんど含まれていないらしい。『Life of Pie』を読んだことがある人はわかると思いますが、人も生物も植物も飲み込んでしまいそうなくらい何も育たないような沼。


ここに生えている木は小さく細い。それでも30年以上のものだとか…。


木は栄養源を雨水から取ります。だから、ここの木は雨水を受け止めるため1年中葉っぱを落としません。


こちらは、Labrador Tea(ラブラドルチャ)。こんな過酷な条件下でも育つことができるのです。その秘密は、砂漠で育つ植物と似た性質を持っているから…。



Lookout Trail
このコースはキツかった。。。上り坂のキツイことキツイこと。


救いだったのは、木が直射日光を遮ってくれるので涼しくてなんとか歩くことができました。


上り詰めて目の前に広がったのはこの景色。


写真でうまく伝わらないのが残念。。。静岡県と同じくらいの広さのAlgonquin Parkを見渡すことができます。遠くは25km先まで。

一面紅葉になっていたらどんなにキレイだっただろうな。
見ておわかりのように、足下には柵も何もないんです、岩の下は急転直下。日本じゃ絶対に一般に開放しないよ。

もし、Algonquin Parkへ行く機会があったらこのコースは絶対に外せないわよ!


最後に、Hardwood Lookout Trail

Lookoutと名前に付いているのでこちらもさぞかしいい眺めだろうと思い歩くことにしました。

カラフルな葉っぱが落ちているこんなコースを歩きました。坂道を登ったり降りたり。。。


こちらの森林、メープルリーフがたくさん育っているので、紅葉がと~ってもキレイだと思われます。
木々で太陽の光があまり差し込まないので下の方の木はまだ紅葉していません。


やっと辿り着いた頂上。木の隙間からちょこっと湖が見えました。朝日が強すぎて遠くの紅葉の様子はうまく写真に撮れなかった。。。


ホワイトベリーがなっていました!ちょっと気持ち悪い?


だんご3兄弟みたいにゴールデンきのこが連なっている!


こちらのコース、とろ達がこの日一番乗りでした。
各コースに訪れた日付、名前、住所を記入するノートが置いてあって、とろはすべてのところで書いてきました。そして、このコース、前日に日本人の名前を発見。日本から旅行に来たんだな~。

いや~とにかく歩いた。でも、涼しいのと虫がいないので快適快適。森林浴もたっぷりできて生き返った心地でした。

さて、次回はとろにとって一番の大興奮、そして想い出になった出来事を紹介しますよ!

2008年9月22日月曜日

Algonquin Park~キャンプサイト編~

結婚3周年記念の旅行で、今回はAlgonquin Parkで2泊3日のキャンプをしてきました。
出発前日、仕事のストレスで熟睡できず、気分もスッキリしない状態で出発。。。
でも、いいことありそうな予感が。。。
とろ達の前を走っていた車のナンバーを見てなんだかほんわかした。
Cancer Survivorだって!
カナダではナンバプレートに好きな言葉を入れることが可能なんです。
もうひとつのいい予感は、この車。
車のないとろ達は、今回も車をレンタルしました。予定していた車が用意できていなくて料金そのままでアップグレードしてもらえました!Ford Edge♪ キャンプ用品を積んでも余裕のスペース、レザーシートにヒーティングシート、パワーがあって坂道もスイスイ、静かで乗り心地最高!
今回泊まったキャンプサイトは、Lake of Two Rivers Campground
周りにもう少し木があってもいいかなって感じ。
Highwayがすぐ側なので日中は車の音がかなりうるさい感じ。でも、夜には静かになります。
トイレ、シャワーがどこへ行ってもとーってもきれいに掃除されています。
キャンプ場を散策してみました。
天気のいい週末なので、キャンプ場はほぼ埋まっている状態。
みんな湖沿いを散歩しています。
カヌーを楽しんでいる人もたくさんいました。
水の透明度はかなりものです。
ギースも集団でのびのびしていましたよ。
食事は炭火でBBQ。
奮発して、USA産の和牛やお高いポークを買いました。
すごくおいしくて、相棒といいお肉買ってよかったね!と満足、満足。
夜のお決まりはキャンプファイヤー。
いいお天気が続いていてカバノキ、ヒマラヤスギなど、よく乾燥していて立派なキャンプファイヤーを楽しめた!これは相棒の仕事で、いかにいいキャンプファイヤーを作るかプライドをかけて頑張っていた(笑)。
夜は、今までの人生で見たこともないような数の星を眺めました。いくら日本の田舎でも山でもここまでの星は見たことがなかった。夜空が星で埋め尽くされていると言っても過言ではないくらい。。。
ここのキャンプ場で2泊しましたが、とても快適でした。
ただ、夜と朝はえらく寒かった。。。分厚いズボンの下にスパッツはいて、モコモコのルームソックスはいていてもダメ。寝袋にくるまっても全然さぶい。お陰でトイレへ何度も行くことに…。ところが、トイレはヒーターが入ってぬくぬくで感動☆
2泊じゃまだまだ物足りない気分で目覚めた最終日、きれいな朝日を見ることができました。
朝の湖は、靄がかかり幻想的。

たくさんの鳥の鳴き声でお目覚めなんて、なんて贅沢なんでしょう。特に、カナダのコイン、Loonie($1)に描かれているloon(アビ)の鳴き声は北の静かなところで聞けます。
9月に入っているので、蚊やブラックフライがいなくて、本当に助かりました。それでも、とろの血を嗅ぎつけてやって来た蚊に刺されてしまったよ(涙)。それも、耳に。寒くても虫さされの準備をしておくんだった。。。(多分これだけが今回のキャンプの後悔かな)
なにかいいことが起きそうな予感で始まった旅行、とろが飛んで喜ぶことが待っていました。
今後、感動の景色、とろの大興奮、紅葉などなど続きますので、お楽しみに!