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2007年4月23日月曜日

ドイツ、イギリス

と言っても、海外旅行ではありません。レンタカーで2泊3日の旅に行ってきました。

トロントから車で90分ほど離れた小さな町 St.Jacobs ここは、Waterloo近くにあり、ドイツ人が移り住んでできあがった町です。昔の穀物倉庫が民芸品のお店になっていたり、昔、馬の管理などをしていたところが日用品のお店になっていたり、風情のある町。日本の高山みたいな感じで、週末には観光客でいっぱいになるそう。

この町で一番印象に残ったのが、Mennonite。メノ派教徒が住んでいる場所。彼らは、100年以上前と同じ生活を送っている。『大草原の小さな家』を覚えていますか?まさしくその世界です。電気、ガス、テレビ、自動車など現代人が使っているものを使用していない。 服、家、食べ物(肉、野菜、シロップ、お菓子などは自分たちで手作り。乗り物は、馬車。だから、こんな道路標識もあります。

『マディソン郡の橋』に出てくるのと同じCovered Bridgeもありました。


途中で見かけた小学校では、先生も生徒も『大草原の小さな家』にでてくるような格好。三つ編み、帽子、ロングのワンピース…。

少女の夢は、20歳までに結婚して、子供を8人くらい産んで、お裁縫、お料理、お菓子を上手にできるようになること。

タイムスリップしたような、不思議で、とってもエコロジーな生活。

その村の有名な朝市。朝の7時から夕方までやっている。普通は、朝から来て1日過ごすらしい。トラックで来る人、馬車で来る人、様々。新鮮な野菜、果物、肉、メープルシロップ、ホームメイドのパン、お菓子…何でもある。Mennoniteの人達は、自分たち以外は外国人に見える感じで、別世界という感じ。男性は、黒の帽子に白シャツ、黒いパンツ姿。みんな日本人みたいにおとなしそうに見えた。

次に向かったのがStratford
 
イギリス人が作った町で、テムズ川があったりシェークスピアの劇場(オンタリオの高校生は必ずここへシェークスピアを見に来る)があったり、イギリス風のおうちがあったり…ここはイギリス?という感じ。行き交う人もイギリス人のようにフレンドリーで「Hello」と声をかけてきます。

最後に立ち寄ったところは、Goderich
英国女王も認めるカナダ一美しい町。
人口7500の小さな町ながら、500万トン/年、100年以上も塩の採掘をしている工場がある。この写真の5大湖の一つ、Huron湖の下は昔、海だったそう。

ここでは、ホテルの予約をしていなかったので、行き当たりばったりでBed&Breakfastを探した。偶然見つけたB&Bは、定年退職したイギリス系夫婦がやっているところ。紅茶とクッキーのサービス、歴史ある建物、すてきな家具、親切な夫婦、おいしい朝食。B&Bに初めて泊まったけど、ホテルより全然おすすめ!


娯楽施設はないけど、のんびりしていて、住んでみたいと思った。で、調べてみると、トロントで小さなマンションを購入するのと同じ金額で、大きな庭付きの家が買える!でも、医者不足とか公共交通機関がないとか、いろいろと問題もあるみたい。。。



トロントへの帰路、なんと とろが運転!1時間ほどだったけど、一度も方向指示機を使わなかった。そう、ひたすらまっすぐな道。最高速度80km、小さな町を通り過ぎるときは50km。高速道路じゃないよ!何に一番気をつけて運転したかというと、、、動物。タヌキ、スカンク、鳥、リス。。。いきなり飛び出してくる。途中に所々死骸も…。



トロントにお昼過ぎに到着。すっごくいい天気。春を通り越して夏の陽気。道行く人はキャミソール、短パン。真冬にひとりぼっちだった【とろのお散歩コース】、人人人。。。そして、知らなかった、トロントにこんなに自転車乗ってる人がいるとは。あちこちで見かけた。ここは静岡?というくらい。



地球上には、いろんな人がいると改めて実感した週末だった。そして、野生のビーバー、ウサギ、タヌキ、赤色の鳥カージナル、カモ、白鳥に出会い、普通の5倍ほどある松ぼっくりも見つけた。



これぞ、カナダ!

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