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2007年4月30日月曜日

バベル

話題のバベル、見ました。

なんか、日本では、見ていて気分が悪くなった人が数人出たとか…。確かに、見ててきついなという場面はありました。耳の聞こえない人からはこんな変な様子に見えると表現するには重要なシーンだったけど、かなり長く感じて、正直見ているのは辛かった。

1本の猟銃が地球上のいろんな人を巻き込んで、不幸を引き起こす。生活レベルの違いから生じる理解の困難さとか、思いこみ、悪気のないことなのに事がうまく運ばないとか、同じ人間なのに難しい面がいっぱいあると感じさせられる内容。最後には、すべての登場人物が結びつきます。

クラブで踊るシーンには注意して直視しないで、見てみる価値はありそうだよ。

ぽかぽか陽気

またしても、お散歩日和。ミネラルウオーターとカメラを持ってテクテク歩くぞー!

本日は、西方向へ向かって歩こう。29日は、インドの新年を祝う日。歩行者天国や広場には、ターバンを巻いた人がうじゃうじゃと集まっている。すごくカラフルで、とてもトロントの風景には見えない。


どんどん進むと、大きな公園を発見。
トリニティーベルウッズ公園とか言うところ。

中には、犬を放して遊べる場所があるらしい。
ここで、飼い主と犬が駆け回って遊んでいる。

トロントのシンボル、CNタワーも見えます。

本当に広い公園で、あちこちで思い思いに過ごしている人がいる。ピクニックをすると気持ちいいだろうなぁと横目で見つつ、歩く。

本日のおまけ。
カナダのママは、活動的な人はものすごく動きます。それで、こんなベビーカーがある。

これのすごいところは、ママが赤ちゃんを乗せて、ジョギング、カントリースキーをしたり、マウンテンバイクに乗ったりできること。ちなみに、2人まで乗せることができる。とても軽くて、衝撃も吸収してくれるすぐれもの。値段はかなりお高くて、このタイプで11万円!

歩き疲れ、血糖値も下がり、フラフラになって午後7時に帰宅。しかし、外はまだまだ明るくて変な感じ。…ここは、夜8時になってもまだ明るいんですぅ。

2007年4月28日土曜日

友達

やはり、日本が恋しい。特に、相棒の友達に会った日は。。。楽しそうにしている姿がまた腹立つ。なぜ、私は友達とおしゃべりしたり、お茶したり、温泉行ったり、ランチに行ったりできないのか。なぜ、日本語で好きなことを思いっきり話せないのか…。

そして、相棒に八つ当たり。。。

どうしようもないことも、自分で気持ちを切り替えないといけないことも、わかっている。ただ、感情が言うことを効かない。はぁ~。そして、今日は、泊まりがけでお姑さん達に会いに行かなければいけない。ますます追い打ちをかけられる。

そんなとき、キロロの『Best Friend』を口ずさむ。
まだまだまだ やれるよ~♪

自分を励まして頑張るのだ!

2007年4月27日金曜日

ぽっこりお腹

ヤバイです!!!

人生最高体重に突入!油断してました。日本に帰国したとき、今しかおいしいケーキは食べられないっ!と週2~3個食べてました。また和食がおいしかった。そして、食っちゃ寝食っちゃ寝。。。

トロントに戻ってきてからも、ぶらぶら。。。テレビで見る人、道行く人…大きい人が多い。だから、とろなんてガリガリ ん?に見える(笑)。

でも、確実に体型は崩れてきてます。お腹が…。でも、こっちの人ってみんなお腹出てるんですよねぇ~。骨格の違いというか。。。 テレビでも雑誌でもダイエットの特集やってるし、少女の3人に1人は太っていると思って、ダイエットを考えているとか。健康に気を遣って、ジョギングしてる人もたくさんいます。みんな気にはしてるんですよね。でも、やはり、みんな食べる!脂っこいものも甘いものも。和食とか自然食とかを食べると、体が浄化される気がする。けど、こっちでは、その感覚がないのよねぇ~。

決心しました。散歩だけでは駄目です!自転車に乗る事も考えましたが、もうしばらくお預けということで…ジム通いをすることに。幸いにも、今住んでるマンションにジムがあります。管理費として住人から取られているんですけど。
これが、そのジムの様子。こじんまりとしたジムです。後ろの方にはYOGAルームもあります。私は、ひたすらウオーキングマシーンを使用。膝に負担のかからないやつ。30分もやると汗びっしょりで気分爽快!あまりお腹に効いていない気もするけど、ま いいか。

鏡に映った私、やはり周りの女性より華奢…。なんて、安心してる場合じゃない!

2007年4月26日木曜日

カナダに戻ってきてから、特に胃の調子が悪くて、持参した薬を飲んでます。人間弱いところに症状が出るんですよねぇ。そういえば、小さい頃から疲れたりすると胃が痛くなってました。学生の頃なんかは、部活がキツイときとかも。。。

職業柄、どうしてもいろいろと気になってしまいます…薬とかサプリメントとか。
で、テレビで薬のコマーシャルとか見ると妙に目がいって…。

エンシュアリキッドってあるじゃないですか。日本では、主に栄養補給ができない患者さんとか高齢者に用いられていると思うんですけど、カナダでは、『人はみな、すべての栄養をとる時間がある訳じゃない』みたいな謳い文句で、いろんな味もあるよ!と紹介しています。サプリメントみたいに。ちょっとギョッとしたのは私だけ???確かに、おじいちゃんが病気で飲んでいたとき、白髪か黒くなって、爪の色とかきれいなピンクになっていたけど。。。カロリーメイト感覚なのかな。

アレルギーと言えば、日本では花粉症がひどい私、トロントでは鼻水が少し出るくらいで治まってます。今のところ薬はいらないかな。。。花粉症という言葉としては出回っていないけど、カナダにも季節性のアレルギーということでクラリチンとか市販薬で売ってます。アレルギーの治療をしっかりしないとぜんそくを悪化させるからちゃんと治療しましょうとか、宣伝もしてます。

カナダには花粉症の人は殆どいないのかと思ってたけど、やっぱりいるのね。そのうち私の症状もひどくなりそう。。。憂鬱

2007年4月25日水曜日

Friends with money

トロントでは、レンタルビデオやDVDはあまりメジャーではない。日本のようにレンタルショップはほとんどない。あっても、現物がそんなに並んでいるのではなく、借りたい題名のリストを渡して借りるという感じ。殆どの人は、自宅で、ケーブルテレビから配信されるのを見ている。古いものなら無料で、最新のものなら500円前後支払って(月々の引き落としと一緒に引かれる)見る。だから、借りに行く手間がなく、気軽に見られる。

ということで、本日の映画は Friends with money。テレビドラマのフレンズでおなじみのジェニファー・アニストン主演

内容は、主人公は、30代独身。元々していた教師を辞めて、現在はハウスクリーニングの仕事をしている。お金はそんなに稼げず、使う化粧品は、カウンターをまわって試供品を集める生活。裕福な友達は、彼女を哀れみ、教師に戻るように話す。ハウスクリーニングという仕事を恥ずかしいものだと思っている。また、友達は、みんな結婚しており、特定の彼氏もいない彼女が惨めだと思っている。しかし、その友達も夫婦それぞれに悩みを持っていて…。

価値観が違う様々な人が登場する。彼女は、どうしようもない男性に出会ってばかりだったが、ハウスクリーニングをした家のある男性と出会う。太っていて見た目は良くなく、仕事もしていなさそうな、生活もだらしないような男性。子供もいて離婚歴もある。でも、話が合い、価値観も似ていた。そして、その男性には働かない理由があった。。。

30過ぎて、やることも定まらない とろ…以前は人並みに稼いでいたんだけど…主人公の気持ちがちょっと理解できるような気がした。

2007年4月24日火曜日

パッカパッカ。。。

今日もいい天気!昨夜の雨風、雷雨はどうしたことか と思うくらいの晴れ。お散歩にはちょうどいい気候。

平日、昼間というのに結構人が歩いてます。お昼休み中のビジネスマン、そしてウオーキング、ランニングをする人、観光客。


久々のトロントのお散歩。調子に乗って、かなり遠くまで歩いてしまった。帰りのことを考えず、歩き疲れて足が痛い。


でも、お陰で、パトロール中の警察官と馬に遭遇!トロントの町中では、馬に乗って警察官がパトロールしてます。たまに、フンをしているのを見ることも…。お馬さんに乗っているだけで、威圧感とかなくていいですよね。でも、自動車もビュンビュン走っているので、危険なことも。昨年だったか、馬が車にひかれて、その場で殺さなくちゃいけないことがありました。哀しい事件です。


本日、あまりの陽気の良さに、2時間ノンストップで歩き続けました。

2007年4月23日月曜日

ドイツ、イギリス

と言っても、海外旅行ではありません。レンタカーで2泊3日の旅に行ってきました。

トロントから車で90分ほど離れた小さな町 St.Jacobs ここは、Waterloo近くにあり、ドイツ人が移り住んでできあがった町です。昔の穀物倉庫が民芸品のお店になっていたり、昔、馬の管理などをしていたところが日用品のお店になっていたり、風情のある町。日本の高山みたいな感じで、週末には観光客でいっぱいになるそう。

この町で一番印象に残ったのが、Mennonite。メノ派教徒が住んでいる場所。彼らは、100年以上前と同じ生活を送っている。『大草原の小さな家』を覚えていますか?まさしくその世界です。電気、ガス、テレビ、自動車など現代人が使っているものを使用していない。 服、家、食べ物(肉、野菜、シロップ、お菓子などは自分たちで手作り。乗り物は、馬車。だから、こんな道路標識もあります。

『マディソン郡の橋』に出てくるのと同じCovered Bridgeもありました。


途中で見かけた小学校では、先生も生徒も『大草原の小さな家』にでてくるような格好。三つ編み、帽子、ロングのワンピース…。

少女の夢は、20歳までに結婚して、子供を8人くらい産んで、お裁縫、お料理、お菓子を上手にできるようになること。

タイムスリップしたような、不思議で、とってもエコロジーな生活。

その村の有名な朝市。朝の7時から夕方までやっている。普通は、朝から来て1日過ごすらしい。トラックで来る人、馬車で来る人、様々。新鮮な野菜、果物、肉、メープルシロップ、ホームメイドのパン、お菓子…何でもある。Mennoniteの人達は、自分たち以外は外国人に見える感じで、別世界という感じ。男性は、黒の帽子に白シャツ、黒いパンツ姿。みんな日本人みたいにおとなしそうに見えた。

次に向かったのがStratford
 
イギリス人が作った町で、テムズ川があったりシェークスピアの劇場(オンタリオの高校生は必ずここへシェークスピアを見に来る)があったり、イギリス風のおうちがあったり…ここはイギリス?という感じ。行き交う人もイギリス人のようにフレンドリーで「Hello」と声をかけてきます。

最後に立ち寄ったところは、Goderich
英国女王も認めるカナダ一美しい町。
人口7500の小さな町ながら、500万トン/年、100年以上も塩の採掘をしている工場がある。この写真の5大湖の一つ、Huron湖の下は昔、海だったそう。

ここでは、ホテルの予約をしていなかったので、行き当たりばったりでBed&Breakfastを探した。偶然見つけたB&Bは、定年退職したイギリス系夫婦がやっているところ。紅茶とクッキーのサービス、歴史ある建物、すてきな家具、親切な夫婦、おいしい朝食。B&Bに初めて泊まったけど、ホテルより全然おすすめ!


娯楽施設はないけど、のんびりしていて、住んでみたいと思った。で、調べてみると、トロントで小さなマンションを購入するのと同じ金額で、大きな庭付きの家が買える!でも、医者不足とか公共交通機関がないとか、いろいろと問題もあるみたい。。。



トロントへの帰路、なんと とろが運転!1時間ほどだったけど、一度も方向指示機を使わなかった。そう、ひたすらまっすぐな道。最高速度80km、小さな町を通り過ぎるときは50km。高速道路じゃないよ!何に一番気をつけて運転したかというと、、、動物。タヌキ、スカンク、鳥、リス。。。いきなり飛び出してくる。途中に所々死骸も…。



トロントにお昼過ぎに到着。すっごくいい天気。春を通り越して夏の陽気。道行く人はキャミソール、短パン。真冬にひとりぼっちだった【とろのお散歩コース】、人人人。。。そして、知らなかった、トロントにこんなに自転車乗ってる人がいるとは。あちこちで見かけた。ここは静岡?というくらい。



地球上には、いろんな人がいると改めて実感した週末だった。そして、野生のビーバー、ウサギ、タヌキ、赤色の鳥カージナル、カモ、白鳥に出会い、普通の5倍ほどある松ぼっくりも見つけた。



これぞ、カナダ!

2007年4月19日木曜日

食の事

米 米が食べたーい!!!

今朝、4時半に無性に米が食べたくなって目が覚めた。昨日は移動で機内食ばかりでご飯を一口も食べていなかった。日本滞在中はうまいものばかり食った食った。。。お米はなんていったって父親自家製!あまり早く起きると後が思いやられるので、1時間程なんとかベッドの中で粘ったが、我慢ができなくなり、ムクッと起きあがりご飯を炊いた。みそ汁も作って、しっかり和食。しかし、お米の味が…。う~む かなり舌が肥えてしまったようだ。

今日は一日スーツケースから荷物を出してお片づけ。しかし、時差ボケと疲れから体調がおもわしくない…。なんか二日酔いのように胃のあたりが気持ち悪い。お昼ご飯もあっさりさっぱりが食べたい!そこで、友達からもらった『かぼすポン酢』で酢ものをしてみそ汁と一緒に。

おいし~い。

そして、食後には前の職場の上司に頂いた緑茶を入れた。これまた

うま~い。

お茶の名産静岡産だからなっ。今までお茶の知識もなく生きてきた。お茶と一緒に入っていた説明書きを見る。
緑茶の成分
うま味(テアニン;アミノ酸)…口の中で、爽やかな苦・渋味から甘味に変化  60℃以下のお湯
渋味(カテキン;タンニン)…血圧や血糖値の上昇抑制、発ガン抑制作用、虫歯や口臭予防、抗菌・抗酸化作用など  80℃位のお湯
苦味(カフェイン)…利尿・覚醒作用(疲労感や眠気の除去)など  熱湯~90℃のお湯
1日に6gの日本茶を食材(天ぷらとか佃煮)として利用すると、トマト、にんじん、ほうれん草などをすんごい量食べないと取れないようなビタミンA,Eや食物繊維が取れるんだって。あっぱれお茶パワー!

さて、ここで気になるのはカナダの食料品事情。スーパーに行っても、英語を読むことから始まり、何を買えばいいのか、これ大丈夫か、など考えて疲れます。日本食のスーパーに行けば、お金さえ出せば殆どのものは手に入ります。でも、日本で買うより2~3倍くらいの値段ですかね。中華街のスーパーならかなり安く手に入ります。野菜類は断然その方が新鮮で安い。

日本と同じように原材料名と栄養成分表示がされていますが、栄養成分表示は日本よりも細かくビタミンや鉄等の項目も入ってます。ちなみに、日本製のふりかけなどをトロントで購入すると、日本のパッケージの上に英語で原材料名と栄養成分を表示したシールがはってあります。繊維、脂質、タンパク質など計算してみたけどちゃんと合ってました。当然ですが…。日本では1食あたりで表示してありますが、こちらでは1袋あたりの量と各成分の全体の割合が表示してあります。

もう一つ気になるのが、やはり量が多いこと。ジュースとか1.89Lが普通サイズ。日本で売っている1Lのパックはとても小さく見えます。大きなスーパー(日本の業務用スーパーという感じ)でまとめ買いが主流。みんな1回で2~3万円の食料品を買っているの。お姑さん曰く、量が多くて捨てることになっても、そっちの方が得だからドサッと買うそう。。。マヨネーズとか1Kgですよ!日本ではあまり冷凍の肉とかお魚とか買いませんよね?!こっちの人は大きな冷蔵・凍庫を2つとか持っていて、肉も魚もストックしてあるの。

日本は湿気が多いから新鮮なものにこだわりますが、こっちは結構いい加減。お菓子とかは、日本のものみたいに小包装・個包装のものはほとんどありません。でも、開封しても湿気にくい。スーパーに並んでいるパスタとかお菓子とか、たまに封が開いちゃってるものもあります。シーラーがいい加減だったり…私的にはすごく気になってしまいます。例えば、普通紙箱に入っているものって、ビニール袋に入れてから箱に入っているでしょ?!ここでは、マカロニみたいなもので、クラフトディナーというのが安く売っていますが、裸で直接紙の箱に入ってます。初めて見たときはびっくりした。日本が包装にこだわりすぎているのか???

スーパーの買い物バッグ、トロントではまだあまり普及してません。テレビで紹介しているのは見ましたが、持っている人は殆ど見かけません。レジに並ぶと、店員さんがバーコードを通しながらどんどんビニール袋に入れていきます。しかし、あまり丈夫な袋ではないので、重量のある野菜とかジュースとかはひとつだけで袋を2重(2枚使って)にして入れてます。そうしないと破れちゃうんですが、もったいないと思いませんか?多分、店員さんに面倒な顔をされると思うけど、ショッピングバッグ持参でスーパーに行ってみようかと思案中。

トロントでできるエコ生活に挑戦!みんなで地球を守らないとねっ。

2007年4月18日水曜日

再びカナダ

日本時間の朝8時50分に駅へ向けて出発。それから電車を乗り継いで成田空港に到着。所要時間5時間半!それからチェックインの長蛇の列に並んだ。平日なのにすごい旅行客。どうもチェックインが遅かったらしく、イイ席は残っていないとのこと。

手荷物検査、かなり厳しくなってます。ペットボトルの飲料は持ち込めないし、化粧水や香水などは小瓶に小分けして透明ジッパー袋に入れて見せないといけない。しかし、免税品ショップで今まで駄目だった化粧品や香水はOKになったらしい。そこで、何を思ったかランコムのマスカラをご購入。。。

搭乗口まで長い廊下を歩く歩く。。。おばさま達がいっぱい座ってらっしゃいます。人生を楽しんでいるなぁとしみじみ眺めつつ…。アナウンスの声が聞こえにくかったせいもあるが、まだ搭乗を開始してもいないのに日本人ばかりがぞろぞろと並び始めた。ちょっと恥ずかしい光景に映った。そして、いよいよ搭乗開始!私の後ろにカナダ人の男性が並んでいたにもかかわらず、おばさま達がおしゃべりをしながら横はいり!!!さずがにビックリした私は、思わず「えっ?!」と声を上げてしまった。男性と目が合い苦笑い。ちゃんと私の後ろに入れてあげました。

座席に着くと、私の座席が壊れているではないですか!リクライニングは利かないし、前についている網の小物入れは破れていて何も入れられないし。。。12時間以上の長旅、これでは高いお金を払って耐えられないと思い、フライトアテンダントに聞いてみる
「ここ壊れているんですけど、後ろの空いてる席に行ってもイイですか?」
あいにくの満席で、後ろの席は乗務員専用だったらしい。でも、特別に譲ってもらい、1人で2シート使っちゃった。ラッキー!しかし、一番後ろの席だったので、食事は残り物しかこないし、トイレの前の席だからうるさくて全く眠れませんでした。お陰で、ものすご~く疲れてしまいました。

飛行機が着陸態勢に入ると、なぜか、胸がドキドキしてきて、心臓が苦しくなった。また元の生活に戻るのかなぁ…考え込んでしまった。

空港には相棒が迎えに来てくれましたが、私の荷物の多さを見るなりタクシーで帰ることになりました。マンションのそばのドームで野球の試合があるらしく、大渋滞。料金は$45でした。

家に着いた途端、日本にいたことが夢のような感じになっちゃって、ボワ~ンとなりました。そして、無性に日本が恋しくなり、ボロボロ。。。涙。なんと、トロントに到着して2時間でホームシック 最短記録を更新してしまった…。

やっぱ私にとって日本が一番居心地イイ。本当に心から信頼できるイイ友達がいっぱいいるし→だから、この状況にあっても幸せだと思える。母親にしかなついていなかったが、私の後をついて回るようになって、言うことも聞いてくれるようになって、愛着湧いたし。そして、母親から「風邪引かないようにしられ~カナダだと自分しかいないんだから。どうしても向こうの生活が合わなかったら、無理しないですぐ帰っておいで。」と言われ、陰でこっそり泣いてしまった。

いかん いかん このままではいかん! 
今度は 私が、ここトロントからいろんなことを発信して、みんなを安心させてあげなければ!
と思い直す。。。

2007年4月17日火曜日

呼吸困難

カナダの家族は、核家族が一般的。しかし一緒に住んでいなくても、かなり頻繁に食事を一緒にしたりしている。うちの相棒の家族だけではなく、友達家族も同じような感じ。だから、カナダに越してきてから夫婦2人きりで過ごした週末がない!家族の予定が入っていなければ、友達と会う。
日本では、夫婦共通の友達ならまだしも、どちらかの友達に2人ワンセット会うことはあまりないように思う。

毎回、カナダ人の中に私ひとりで、会話はもちろん英語。そして、昔話をされると全く話についていけない。。。日本にいる自分とは別人のように大人しくなり、何もしゃべれずストレスだけがたまっていった。こんな日々が3ヵ月ほど流れた。

とろは、完全に自分の居場所を見失ってしまった。仕事人間だったはずが、仕事もしていないので社会から取り残された気分、友達とのおしゃべりもなく、おしゃれな服を買うこともなく、気力も笑顔も失ってしまった。。。

気を紛らすために、ワインを飲んでみる…もちろん楽しいお酒ではないので、悪酔い。。。
日本の音楽を聴いてみる…キロロのBest Friendを熱唱して涙。。。
イライラ、寂しさ、この先の不安で頭がおかしくなって行くぅ。。。
もう壊れてました。大声で泣き叫ぶ日が増えた。自分でもコントロール不可能になってきた。そして、

息が 息が苦しくてできないぃ

日本が恋しい私、ここで死ぬわけにはいかない と必死に落ち着けようとした。恐怖でした。

自分ももう限界の頃、ちょうど予定していた日本への里帰り、しっかり ゆっくり休息。温泉三昧 和食三昧 友達に会いまくり 洋服買いまくり かなりエネルギーも体重もため込んだ。充電完了で明日、カナダに戻るのだ。

気分を仕切り直して、もう一度カナダ生活を頑張ってみる

2007年4月15日日曜日

日本のサービス最高!

とろ のホームシックに追い打ちをかけるようにトロントでのサービスの悪さが目につきます。

空港にあるカート-有料です。カナダの小銭を持っていないと、両替をしてからじゃないと使えません。

お店の店員さん-お金を払うのにとろとろしていると、貧乏揺すりをしたり、机の上を指でカチカチ鳴らす。100ドル札で払うと、思いっきりため息をついて嫌な顔をする。(カナダでは、100ドル札はニセが多かったりであまり流通していない) ぶすっとした顔のままの人もいる。 ズボンの裾あげとか、日本のユ●ク●なんかはその場で数分でやってくれるのに、1~2週間かかったり。

駅員-切符とおつりを投げ捨てるように渡す。質問をすると、「そこに書いてあるだろう」と怒り口調。

家具の配達員-「朝9時から夕方5時の間に行きます」って、今日のいつ来るの?

ケーブルテレビの設定-一度で仕事は終了しなくて、後日出直してもらうことに。電話連絡してから来るはずが、いきなりやってきて、土足のままリビングまで入る。そして、足で機械を蹴ったり部屋からの景色を眺めながらの長電話…。挙句の果てには何も言わずに帰って行った。

火災報知機の点検-何の連絡もなく鳴り響いた。あまりに長いから本当の火事かと思い、26階から階段で下りた。おかげですごい筋肉痛…。ま 後日、事前に連絡が入るようになったけど。

税関職員-いくつもある窓口のうち開いているのは1つだけ、他の職員はコーヒーを飲んだりぶらぶら。長い列になっているにもかかわらず…。順番が来たら、30秒ほどで終了。いかにも人をためておいて、いっきに仕事を片付けようという感じ。

まだまだたくさん愚痴りたいことはあります。結局、私も普通のカナダ人のように話したり、テキパキ動けなかったり、当たり前のことを知らなかったり…なんですが、もう少し優しくしてくれたら…と思ってしまいます。日本のサービスに甘やかされてしまってるのね。

そして、日本のサービスに感動する瞬間がやってきました!
待ちに待った日本からの引っ越しに持つが到着!もちろん日本の運送会社に頼んでありました。税関を通す手続きを運送会社の付き添いのもと行いました。久々の日本語!海外生活10年以上のベテランさんのアドバイスやおすすめの日本食レストラン情報を頂きました。
荷物搬入の当日、11時の約束きっかりに到着の連絡がありました。さすが日本人!時間に正確。

しかーし エレベーターの予約を入れておいたのに、入っていないとコンシェルジェが言うのです。確認しに行くと、ちゃんと入ってるではないですか!よし、これで荷物搬入 と思いきや、エレベーターが故障中で20分待ってくれと…。1時間近く待ち、まだ直っていないとコンシェルジェ。人用のエレベーターを使わせてくれと交渉するが、認めてもらえず…この押し問答を見ていた人が、「搬入用エレベーター動いてるよ」と教えてくれ、ようやく荷物を運ぶことができたのでした。

運び込みもテキパキ テキパキ、きっちり確認、私が取り出しやすいように並べてくれて、段ボールのふたも全部切ってくれました。そして、新しいカッターとカナダの日本人用タウンページをもらい、段ボールの回収にもまた来てくれるとのこと。

日本人であることが誇らしいような、感動してジーンとした出来事でした。

2007年4月12日木曜日

運転免許証

カナダに到着して2日目ですでにホームシック。。。日本語が全くない世界に変わった。 言いたいこともうまく伝えられず、相手の言葉もチョットしたところで理解できず、愚痴を言う相手もおらず、昼間は一生懸命に頑張るが、夜になるとが出て止まらない。

急な引っ越しのため、住む場所も決まっていなかった。とりあえず、相棒の友達夫婦宅に1ヵ月ほど居候させてもらうことに。相棒はカナダ到着2日後には仕事を始めていたので、日中はその友達と3ヵ月になる息子と過ごす。友達とは何度か会ったこともあり、英語しか通じないけど、カナダでの友達第一号!歳も近いし。

まずは、時差ボケとの戦い。。。毎朝4時には目が覚め、午後3時くらいになるとどうしようもない睡魔が襲ってくる。それでも友達が毎日外へ連れ出してくれるので、なんとか体を慣らすことができた。

日本での生活は、ひたすら仕事中心。趣味=仕事だったので、することのない毎日に焦る。何もやりたいことが見つからない。同じ仕事に就きたいが、カナダでもう一度勉強しなおして試験を受けなければいけない、それも…英語…。

はぁ~考えるだけで頭痛くなるっ!!!



とりあえず、今できること ということで、自動車の運転免許証をとることに。

まずは、トロントの日本領事館へ行って違反歴等の有無などの必要証明書の発行依頼。1週間程でもらえ、それを持って指定の運転免許センターへ行った。視力検査、住所等の記入、免許証用写真撮影をその場(ホワイトボードがそれぞれの窓口に置いてあり、その前に立ってパチリ!でおしまい)で行い、お金を渡して終了!あっという間だった。

カナダの自動車免許取得は、日本人にとっては簡単。また、カナダ人が日本の自動車免許を取るのも簡単!普通、外国人は、ペーパーテストやドライビングテストを受けなければならないらしい。ちなみに、知り合いのオーストラリア人はかなり苦労してました。

カナダでは、16歳に免許を取れるが、その後徐々に試験を受けてランクを上げていくそう。それに伴って保険料金とかが安くなる仕組み。それが、日本人の私は、2年以上の運転経験とかゴールド免許ということで、すぐに最高レベルの免許証をもらえてしまった。

まっ 私の場合は、運転するためというよりも身分証明のために持ち歩くという感じ。たとえばBar(30過ぎてても未成年に見られるときがありますぅ)に行くときとか、銀行とか、何かの証明書をもらうときとか…。
そうそう、未成年で思い出したけど、親戚や友達一家と競馬ディナーに行ったとき、当時10歳の相棒の姪と競馬コースの近くで観戦していると、明らかに年下の係員に大人同伴なしでコース付近まで来てはいけないと注意されちゃいました。何も言い返せなかった。。。食事もできるところなので、子供入場OKだけど、コース付近には大人同伴じゃないといけないらしい。


言葉も未熟、見た目も子ども、周りからは完全な子供扱いされてます。。。グスン

2007年4月9日月曜日

とろカナダへ渡る

え”ーっ やだぁーっ!!!!!

突然、旦那様からカナダに戻りたい、いい仕事が見つかった…。覚悟はありました、いずれ行かなければいけないかなと。

だって、旦那様はカナダ人。そりゃぁ結婚する時よ~くいろいろ考えました。三十路も過ぎてたし。でも、こんなに早くとは…予想外。

とろは、ようやく新しい生活と仕事に慣れてきた頃で、少しずつ毎日が楽しくなっていた矢先。それでも、将来のこと、相棒(旦那)の年齢を考えて今しかないのかも!?2人で海を渡る決意をしたのだ。

引っ越しまでの期間、1ヵ月もなかった。日本の職場では考えられないのに、3週間前に退職したいと告げた。忙しい時期で気も引けた。「勝手な人」と陰口を叩く人もいたが、ほとんどの同僚に温かく送り出してもらった。 仕事も仲間も大好きだったので、悲しくていっぱい泣いた。

国内の引っ越しだけでも大変なのに、海外引っ越しの準備に2~3週間!!ギリギリまで仕事をしながらの準備…あまりの忙しさで、今では何をしていたのか記憶もない!最後は徹夜で荷造りしてたなぁ~。

日本を発つ日の朝、多分一生忘れないであろう景色を見た。大きな虹が端から端までくっきりと、それも2重に!!!涙が溢れそうになった…写真に収めておけば良かったが、その時はただただ眺めていた…薄くなるまで…。昔、ハワイに行ったとき現地のガイドさんが、「ここで虹を見た人は必ずまたハワイに戻ってこれるんだよ。」と教えてくれた。それを思い出し、とろも日本にまた戻ってこられる!と自分に言い聞かせたのでした。